超音波を利用した
視覚障がい者用歩行補助具

ス マ ー ト ソ ナ ー

スマートソナーは、目の不自由な方が
行きたいときに行きたいところへ行くお手伝いをします


ほりき工房   2016年7月20日更新

 今なお改良した新しいスマートソナーの開発中です。基本的なところは既に完成していますが、使いやすくするために周辺の機能を試行錯誤しています。
 そのような状況ですので、販売はしていませんが、テスト機を使ってスマートソナーを体験していただくことができます。
 体験は各地で開催されます展示会に出展して、ご希望の方に体験していただいています。この先の出展予定は今のところ次のとおりです。

日本ライトハウス展 全国ロービジョンフェア2016
 日時 2016年10月15日(土)、16日(日)の2日間・10時〜16時
 会場 難波御堂筋ビル 7階ホールおよび8階A会議室

アイフェスタ2016in神戸 
 日時 2016年10月30日(日)10:30〜15:30
 会場 神戸市立六甲道勤労市民センター5階

2016アイフェスタふくやま(福祉機器展)
 日時 2016年11月13日(日)10:00〜16:00
 会場 福山市市民参画センター

ご参考:今年出展した展示会
第14回アイフェスタinちば(2016年4月17日) 
見えない・見えにくい人のための福祉機器展in北九州 2016(2016年6月12日)

スマートソナーとは:
 スマートソナーは、簡単に言いますと、人間がコウモリのようになってもらおうというものです。
 形は、骨伝導ヘッドホンに超音波発振子1個とマイクロホン2個がついています。それとは別に装置本体があります。
 はたらきは、発振子から超音波を発信して、戻ってくる反射音を2つのマイクロホンで拾います。反射音も超音波です。超音波は人間には聞こえませんので装置本体の中で人間に聞こえる音(可聴音)に変えてから骨伝導ヘッドホンに出力します。
 その結果、骨伝導ヘッドホンから聞こえる音は反射音で、反射音が出ているところに何かがあるわけです。ステレオになっていますので、右か左か前か、どの辺りから音が聞こえてくるかを感じていただくことができます。建物の中などではいろいろな方向から反射音が返ってきますから複雑な音になります。
 工夫がしてありますので、遠いところから返ってくる反射音は高い音、近いところから返ってくる反射音は低い音になります。これは、超音波が出てから返ってくるまでの時間差を利用しています。そのため、聞こえる音の高さで障害物などまでどれくらいの距離があるかを感じていただけます。

 骨伝導ヘッドホンを使っていますので、耳をふさぎません。手もふさぎません。感知できる範囲は、前方へ楕円形に広がって最大5メートルくらいです。

 ただし、スマートソナーがお役に立つためには慣れていただく必要があります。直ぐ前に壁があるとか、車が止まっているくらいは慣れなくてもわかりますが、もっと小さいもの、細いものは慣れないとわかりません。スマートソナーに慣れていただくと、障害物を避けてスムーズに歩けます。止まっているトラックの荷台やサイドミラーにぶつかることを防げます。行列のうしろについて進むこともできます。

 スマートソナーの難点は、慣れていただかなくてはならないことのほかに、騒音の大きいところでは使えません。スマートソナーの音が聞こえなくなるからですが、逆に、建物の中などではスマートソナーからの断続的な音が続きますからちょっとうるさいです。それから、装置本体は手のひらぐらいの大きさがありますので、胸のポケットには入りません。装置本体と骨伝導ヘッドホンをコードでつながなくてはなりませんからちょっと面倒です。


ご注意:
 スマートソナーは安全を保障するものではありません。障害物を判定して警告を発するものでもありません。
 足元は白杖で確認してください。スマートソナーは、白杖の歩行訓練を受けられた方に使っていただくことを前提にしています。
 障害物があるかないかなどを耳で感じていただくものですから、難聴の方など耳の悪い方には使えません。

価格:
 新製品に切り替え中のため未定です。


問合せ窓口 製造・修理:ほりき工房
  〒733-0816 広島市西区己斐大迫2-3-13
  電話 082−272−4690
  メール horiki@enjoy.ne.jp

企画・導入指導:NPO法人エス・アイ・エヌ 久保正道
  〒730-0051 広島市中区大手町5-3-4 いっぽ内
  電話 082−247−0058
  メール GZB02220@nifty.com

販売代理店:有限会社アフェクション
  〒235-0036 神奈川県横浜市磯子区中原4-3-13
  電話:045−778−0579
  メール:info@affection−j.com

販売所:日本ライトハウス 情報文化センター
  〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-13-2
  電話:06−6441−0039
  メール:enjoy@lighthouse.or.jp

ほりき工房の自己紹介:

 ほりき工房は、元サラリーマンの堀木義信が経営する小さな個人企業です。上記の方々の協力・支援を得て超音波を使った歩行補助具・スマートソナーの開発・改良・販売をしています。
 上記のNPO法人エス・アイ・エヌの久保正道さんは全盲です。スマートソナーのアイディアを出してもらって、できてきた試作品の評価をしてもらっています。
 そのアイディアを電子装置として具体化し製作してくださっている方は、上記にはありませんが、名古屋で電子工房エムビーラボを経営されている西川克巳さんです。西川さんは電子楽器テルミンも作っておられます。
 販売代理店をお願いしている有限会社アフェクションさんは超音波体感距離計「みるぶる」の開発・販売もされています。社長の浅井さんも全盲です。
 さらに、販売では日本ライトハウス情報文化センターのご支援もいただいています。

 このようなご協力・ご支援を得てスマートソナーができていますが、目の見えない方にとって本当に役に立つ装置をつくり出すことの難しさを痛感しています。これからも、より良いスマートソナーを目指して地道に進めていきたいと思いますので、展示会などで多くの方にお試し体験をしていただいて、ご意見を聞かせていただければ幸いです。